《あらすじ》
歯科技工士の陸はある朝、取引先の歯科医院の院長夫人に刺され……。
気づけば、まるでファンタジーゲームのような異世界にいた。
そこは剣と魔法が存在し、時折魔物が人々を襲う中世ヨーロッパ風の国。
守護騎士のエドが剣の精霊を召喚する儀式を行って現れたのが陸だったのだ。
剣の姿を取ってみてくれと言われるが、もちろん陸にはそんな変身はできず困惑するばかり。
儀式のやり直しを求める声もあるなかエドだけは陸をかばってくれ、しばらく生活を共にすることになった。
すると不思議なことに陸は普通の食事では満足が得られず、エドと触れあったり口づけたりすることで腹が満たされることに気づく。
エドとの絆を深めることこそが剣の精霊である陸に必要な力であるらしい。
そんな折、陸はエドの口利きで鍛冶工房に顔を出すようになり、そこで最強の剣を作る工程を学ぶことに…。
果たして陸はエドの剣になれるのか!?