森国の首長の一人、キフエデスと反竜派の組織アドゥクパ・カギュとが共謀してロクを拉致監禁した凄惨な事件から半年――。
未だに手足が元に戻らないロクは、竜の棲に引き籠り、南方領から人質として連れてきた森国のドーユジェントだけを傍に置いていた。
そんな折、竜国王アルキヨがついに竜鱗病に打ち勝ち復帰した。
こんな体を見せるわけにはいかない…と拒むロクだったが、強引に訪れたアルキヨに抱かれ、いつになく本能剥き出し独占欲丸出しの姿を見せる。
なんとロクの異変の原因は生まれて初めて迎える「発情期」にあった。
オスとメス両方の発情期が同時にきたロクは常に勃起状態で、あたり構わずアルキヨとの交尾をねだる。
会議の席でも二人は繋がっている始末だ。
だが、そんなさなかにもロクとアドゥクパ・カギュと戦いは密かに続けられていて…。
同人誌作品に大幅加筆。巻末書き下ろし短編も入った超大作!