幼い頃両親を殺され、その後引き取られた家からも借金のかたに売られてしまった灯珂。 華やかな港湾都市・大連でそんな灯珂を買ったのは、 日本人離れした体躯と容貌をもち、人を喰う鬼と恐れられている裏社会の男、鬼島だった。 鬼島が営む娼館に連れていかれた灯珂は美しく飾りたてられ、 生気を吸われるかのごとく鬼島に貪り抱かれてしまう。 灯珂をずっと探していたと言う鬼島。 彼は本当に鬼なのか? そして二人を繋ぐ過去の秘密とは…?