先輩に裏切られ、ヤクザの主催するオークションにかけられてしまったフリーターの孝祐。 そんな孝祐を買ったのは、広大な屋敷に住む浮世離れした書道家の桐谷親子だった。 一週間の期限付きで蔵に軟禁された孝祐は、無愛想で強面の息子、宗司の春画のモデルを務めることに。 アトリエという密室――縛られ淫靡な行為に煽られながらもどこか飄々とした孝祐は、 雁字搦めの父子関係に嫌気がさしていた宗司の心を融かしてゆき…。