登山中に足を滑らせてしまった保育士の蓮。 ところが、ぽすん、と落ちた先は――銀色の被毛をもつ大きな豹のような生きものの膝の上! そこは獣頭と人頭の人々が暮らす雪豹国。蓮はなんと王、黒緋の上に落ちてしまったのだ。 「黒の月、緋の日に現れた異雲人が王の花嫁となる」というわけのわからない予言に困惑しつつも蓮は、 黒緋が育てているやんちゃでちょっぴり生意気な四人の子供たちの乳母になることに…!?