恋に疎いごく普通の青年ルアンは、運命の伴侶を探していたエルフの王、ナイオルに見初められ求婚された。 そうして二年。 これまでにないほどの快楽に満ちた一夜が明け、ふたりは待望の赤ん坊を授かった。 火の精霊の加護のもとに生まれた子、エイダン。 だが夜泣きが酷く成長もおもわしくない。自分がエルフではないから…と思い悩むルアン。 ある晩、ナイオルの留守に現れたゴブリンに、エイダンは獲物の印をつけられてしまい…。