敵国・兎乃国に攻め入られ、ついに城陥落の日を迎えた壬乃国。 その日、父王から引き継いで即位したばかりの壬乃国新王・秀瑛は人質として捕えられ、 屈辱的な奴隷生活を強いられることに。 そんな秀瑛を窮地から救い、王城の離れに住まわせたのは兎乃国の若き王・瑞龍だった。 豪快な気性で外交手腕にも長けた瑞龍と過ごす日々。 幼い頃から洗脳教育を施され兎人を野蛮な民と蔑んでいた秀瑛は、やがて秘せられていた真実を知り…。