闇獣国に生まれたソラは王に特別な力を与える『聖なる銅珠』。 国王儀晃の許嫁として寺院の奥で十八年間密やかに過ごしてきた。 自分は世継ぎを産むための器、恋することもない…と。 だがある日寺院が火災にあい偶然居合わせた焔獣国の若き王、稜光に助け出された瞬間、ソラの人生は変わった。 互いの香りで『運命の番』であることを知った二人。 その夜、初めて発情期を迎えたソラは稜光に抱かれてしまう。 それを知った儀晃王は…。