《あらすじ》
町はずれにある『なかよし動物園』に勤めている花染秀穂は、動物好きで野生動物の保護活動もしている。
ある日、祖父の遺品を整理していた秀穂はとある古文書を見つけた。
それは、その昔、秀穂の先祖・由利之助が成神山の主である伝説の白い狼と運命的に巡り合い、ともに暮らすようになった…というもの。
由利之助が最後の神主をしていたという花染神社に行けば、その白狼の子孫を見つけられるかもしれない。
あり得ないと思いつつも成神山を訪れた秀穂は、そこで野性味あふれる超男前の青年と出会う。
なんと彼こそが由利之助とつがった白狼の後継で、己のつがいとして子を為す運命にある秀穂が現れるのを二百年待っていたのだと言う。
わけがわからないまま秀穂はひとまず動物園の仕事に戻るため、ロボと名付けたそのゴーイング・マイウェイな神獣と一緒に山を下りることに。
片時も離れないロボを伴って職場に顔を出した秀穂だが、実はいま園はある深刻な問題をかかえていて…。