《あらすじ》 三百年に一度生まれる忌むべき存在のオメガといわれ、幼いリオンは森の中に捨てられた。 かつて野獣族が治めていたが、悪しき魔術を操る魔獣族との戦いでどちらも滅び荒れ果ててしまった森の奥。 荘厳な城に迷い込んだリオンは一人の少年に保護された。そこは僅かに生き残った野獣族が暮らす城で少年は王子ユリアスだった。 彼らはある呪いをかけられていてそれを解く鍵こそオメガなのだが、リオンは何も知らぬまま十三年が経ち…。