《あらすじ》
片田舎の街酒場でダンサーをしているアルヴィは、色白痩身で中性的な美貌が色気を醸し出している人気ナンバーワンのオメガだ。
発情期間近のある日、抑制剤を飲んで店に出ていたのだが、そこへアルファと思しき獣人二人がやってくる。
一気にフェロモンがあふれ発情してしまうアルヴィ。
急いで森の中の小屋に逃げこんだが、追ってきた一人の獣人と体を繋げてしまう。
アルヴィは首筋を噛まれ強引に番にされてしまい…目覚めると一人取り残されていた。
それから半年、尻尾と耳のある赤子・イザークを密かに産み落とした。
そんなアルヴィのもとへ隣国クサンドラの王室から使者が現れ、城へと連れ去られてしまう。
驚いたことに、アルヴィが一夜の関係を持った相手はクサンドラ王・ブルーノだったのだ。
ブルーノはアルヴィこそが長年探していた『運命の番』であり、いずれは己の妃にすると言うのだが…。
異種間の上に身分違い――アルヴィは懊悩して…。