
≪あらすじ≫
性別検査で「アルファでもベータでもオメガでもない『判定不能』」と診断されてしまった、地方貴族の三男・ラン。
周囲の好奇の目に耐えられず16歳で家を出て王都に向かったが、仕事もなくスラムで暮らす日々だった。
ある日、路地裏を裕福そうな男が歩いていて財布をすろうとしたランは逆に男に捕まってしまう。
なんとそれは幼い頃、療養のためランの故郷にしばらく滞在していた少年・レクスだった。
華奢で病弱だった幼なじみのレクスが今や逞しく見目麗しいアルファ青年に。
さらに驚くことに彼は傍系の王族で王位継承権をもつため数年前、王城に連れてこられたのだという。
心を許せる友もおらず寂しげなそんなレクスに、ランは侍従兼友人として王城で一緒に暮らすことを決意。
だが共にいるうちに未成熟だったランの体に変化が……ついにオメガの発情が起こってしまう。
ヒートに当てられたレクスはランを抱く。
『友人』の変貌ぶりとオメガの本能の強烈さに驚いたランは、レクスのもとから逃げ出すが――。