香港を拠点に中国の黒社会に絶大な影響力をもつ塔眞一族。
元骨董商の深山凌はその塔眞家の三男・貴砺の伴侶である。
そんな凌に、塔眞家にも匹敵する力をもつロシアの大富豪ツヴェターエフ家当主、
エリクから届いた「骨董探偵への挑戦状」――斑模様の刻まれた白磁の欠片。
もしやそれは千年前の幻の雪豹形磁器!?
前回の一件を経て、すっかり仲良 しとなったツヴェターエフ家の四歳の御曹司ルーセニカと
その親友・雪豹のシュエによってもたらされたその謎を解くべく、
貴砺の従兄弟・千波矢を通訳に加え、貴砺&凌、側近の王ともふもふな一行は一路、ロシアの古都サンクトペテルブルグへと向かう。
次第に見えてきた真相とは…?
一方そんな謎解きゲームのさなかにも異国デート満喫の貴砺は、雪豹のシュエにまで嫉妬の炎を燃やす始末で…。
《花嫁色》シリーズ・新章第二弾!