≪あらすじ≫
大賢者として異世界・デュナン王国に召喚されたはずが、魔力量ゼロのオメガ――。
そんな圭輔だったが紆余曲折の末、最強のアルファであり超絶美形の国王、ブライアンと恋人同士となった。
さらにひょんなことから北の辺境ハイデリー領・コーク村の代官を務めることに。
魔獣による被害が大きかったこの村は食料も家畜もない。
そのうえ多くの孤児たちの世話までする羽目になった圭輔だが、王様の後ろ盾もあり、大忙しながらも日々頑張っている。
一方、相変わらず遠恋中の王様とは、『ふたりだけの転移陣』を使って毎晩会えることになり恋愛面も絶賛充実中。
そんなある日のこと、南のレアリー領にあるブドウ園を視察で訪れた圭輔たちは、裏山に竜の棲み処があるという伝説を聞きつけ山を探索することにした。
ところが途中で濃霧に巻かれ気づけばひとりはぐれてしまい、謎の美形と出会う。男は自分は竜であると名乗るのだが……。